新卒NPO職員のつぶやき。

学生時代に某塾からの内定を辞退し、教育系NPOに新卒入社。早4年目。日々駆け抜ける中での気づきを綴ります。

チームビルディングと担任教員の指導方針の意外な共通項。

どうも、僕です。

夏休みをとっているので今夜は大阪でこの記事を書いています。

 

さて、今日のお題はチームビルディング。

特に「良いチーム」を育てていくマネジメント側の話をしたいと思います。

 

どんな組織でもチームで仕事をすることは多いと思いますが、

いいチームとは何か」と聞かれると中々定義が難しいですよね。

 

ただ、マネジメントをする人からすると「あーたしかに!」と思う要素の一つに、

チームが自律、自走していること」が挙げられるのではないでしょうか。

そして次に出てくるのは、「そのためにマネージャーはどうチームと関わるべきか」ということではないですか?

 

もちろんメンバーによって関わり方やコミュニケーションの取り方は変わります。

そのことを前提に置いた上で、チームの成熟について僕がヒントをもらったことを書こうと思います。

 

それは、1年ほど前に先生方のある飲み会にお邪魔させていただいた時に、

とある教育委員会に籍を置くベテランのA先生とお話した時のことでした。

 

そこで学級経営の話題に話が飛んだ時に、A先生から「担任教員の役割は小中高でどう変わるか」というテーマについて持論を教えてくださいました。

 

 

「小学校の先生は、先頭にいるの。子どもの手を引いて、こっちだよーって行く方向を指し示してペースメーカーにならなくちゃいけない。

 

中学校の先生は、生徒の隣を走る。そっちじゃないよーこっちだよって口出ししながら、並走する。

 

高校の先生は、一番後ろをくっついていく。彼らはもう自分たちで走れる力を持っているから、何も口出せずに見守るの。

だけど悩んで後ろを向いて、『どっち?』って助けを求められた時にはすぐに支えてあげられるようにいなくちゃダメ。」

 

 

 

導き、伴走し、見守り支える。

 

チームの発達段階と正に同じだな思いました。

そして自分がなんとなく感じていたことを

見事に例えてくださったようにも思いました。

 

そしてこのお話を聴いてから、やはり自律・自走しているチームはモチベーション高くミッションに取り組み、何より価値を出しているなと再認識しました。

 

 

今チームを組んでいる人へ。

今、そのチームはどの段階にいますか?

 

チームを支えている立場の人へ。

今、そのチームにとってあなたはどんな役割は果たしていますか?

先導者ですか?

伴走者ですか?

支援者ですか?

 

そして各々のチームが次の発達段階に移るには、何が必要ですか?

 

一つでも多くのチームが、良いチームへ向かうヒントになれば幸いです。

ではまた。